アラキドン酸で脳に栄養補給

アラキドン酸の摂取

 

 

 

アラキドン酸やDHAは、一般的な毎日の食事で補給できる必須脂肪酸です。しかし、脳に存在するアラキドン酸やDHAの量は、加齢によって減少してしまいます。個人差はありますが、どうも脳の若さが気になるという年代になったら、少し意識して積極的にアラキドン酸やDHAは摂取する必要があるということです。

 

 

ちなみに、アラキドン酸の一部が化合物であるエタノールアミンと結合すると、アナンダマイドという物質に変化するといわれているのですが、脳内でこのアナンダマイドが作られた場合、気分的に不安や恐れの減少傾向があり、多幸感を持つことが確認されています。

 

 

よく、肉を食べるとスタミナがついて元気が出るとか、幸せな気分になるという人も多いのですが、理論的にもそれを裏付けているのかもしれません。高齢になったからといって肉類をあまり敬遠するのもある意味もったいないと言えます。

 

 

では実際アラキドン酸などは、どんな食品に多く含まれているのかとなりますが、サバやブリなどの青背魚、豚肉、卵黄、母乳などがその代表となっています。

 

 

具体的なアラキドン酸の含有量は、100g当たりで換算すると、豚もも肉28mg、鶏卵155mg、サバ(生状態)189mg、牛乳3mgとなっています。見方を変えて脂肪酸総量100g当たりで換算すると、豚脂身もも0.3g、鶏卵全生卵1.7g、サバ生1.4g、普通牛乳0.1gという量です。

 

 

アラキドン酸もDHAも酸化されやすい性質があり、抗酸化作用の高いβ-カロテン、ビタミンEなどの成分を含む食品と一緒に摂るのが効果的です。注意点は、高カロリーの食品が多いので、余計な脂肪までつきそうな事です。